読みに来てくれてありがとうございます!”じょう”(@kingjoedesuyo)です!
この【家づくり】カテゴリーでは、家づくりの検討〜完成、DIYまでのストーリーをお届けします
という方に読んでほしい記事です。
私は2020年12月に注文住宅の建築を契約しました。完成は2021年12月の予定です。契約するまでに「検討した会社:8社」「住宅見学:10回」「ハウスメーカーとの打ち合わせ:20回」「読んだブログ記事:数十記事」「Youtube動画:数十本」。
過去の私が知りたかった情報をなるべくシンプルにまとめて、読んでくれる方の”家づくりの後悔を減らすこと”を目標に情報発信しています。
今回のテーマは、家づくりの流れでいうと”Step2:情報収集”のフェーズです。よろしくお願いします。

結論:
沖縄の住宅は、鉄筋コンクリートが主流
鉄筋コンクリートと木造住宅は、どちらもメリット・デメリットがある
実際足を運んで見に行って、納得出来るものを選ぶこと
沖縄の家の構造について
近年の沖縄では、木造が増えてきています。10年以上前は「台風の影響が心配」「シロアリ被害を受けないか心配」などの理由から、鉄筋コンクリート造(RC)・コンクリートブロック造(CB)が主流でした。
しかし、歴史を辿ると戦前は沖縄でも木造が主流です。戦後、海外より安価な材料を用いて簡単な工法で建築された木造住宅が普及し、それが、台風やシロアリの被害が多く発生し問題視されていたところに、鉄筋コンクリート造(RC)・コンクリートブロック造(CB)の工法が民間でも活用され始めて昨今の「沖縄は木造より鉄筋コンクリート(RC)が主流」という市場になったそうです。
実際のデータを確認すると、いまだに鉄筋コンクリート造(RC)が主流ですが、近年、木造が増加していることがわかります。

引用:沖縄県 > 住宅建設の動向 > 「(4) 構造別個数の推移(PDF:311KB)」
沖縄県内で木造が増えた理由としては、「木造住宅の建売業者が増えた」というのが大きな理由です。ここ数年で倍以上に業者が増えてます。木造は材料費や人件費(工期が短いため)が安い、戸建ての規格住宅は作業効率が良いなどのポイントから、鉄筋コンクリートと比較して価格を安く抑えられるため、木造のシェアも拡大してきています。
鉄筋コンクリートと木造を比較
そもそも、鉄筋コンクリート(RC)と木造の違いは何?ということで比較します。
RC | 木造 | |
建築費用 | △ | ○ |
シロアリ被害 | ◎ | ○ |
耐火性 | ◎ | ○ |
耐震性 | ◎ | ○ |
遮音性 | ◎ | ○ |
調湿性 | △ | ◎ |
柔軟性 | △ | ◎ |
耐用年数 | ◎ | ○ |
建築費用
RC | 木造 |
△ | ○ |
鉄筋コンクリート(RC)と木造を比較すると15%〜25%木造の方が安く済むと言われています。ランニングコストは、固定資産税はRCの方が高く、ただし、メンテナンス費用は木造の方が高いと言われており概ね差はないです。現在の沖縄では、建築費用は鉄筋コンクリート(RC)と木造の双方とも安くはないです。
シロアリ被害
RC | 木造 |
◎ | ○ |
現在の木造は、材料・工法・維持管理など、一昔前と比べ物にならないほどシロアリに強いそうです。しかし材料の特性上、やはりシロアリ被害に強いのは鉄筋コンクリート(RC)です。
耐火性
RC | 木造 |
◎ | ○ |
木は燃えるけどコンクリートは燃えないため、RCの方が耐火性に優れています。でも、火災にあった後の鉄筋コンクリート住宅は、火災前の強度を維持出来ません。燃え広がらないというポイントで RCに軍配が上がるといえます。
耐震性
RC | 木造 |
◎ | ○ |
RCの方が木造住宅より耐震性は高いといわれています。東日本大震災の時も、震災に耐えている多くの家はRCだったと言われていました。
遮音性
RC | 木造 |
◎ | ○ |
一般的に、材料の重いものの方が遮音性が高いといわれていて、コンクリートと木材ではコンクリートの方が圧倒的に重いのでRCが遮音性に優れています。
調湿性
RC | 木造 |
△ | ◎ |
コンクリートは水分をほとんど吸いません。そのため湿気がこもりやすくなります。木材は環境に合わせ湿気を吸ったり吐いたりしますので、RCに比べて木造住宅の方が、サラッとした住み心地になります。
柔軟性
RC | 木造 |
△ | ◎ |
柔軟性と表現したのは、リフォームのしやすさです。壁のクロス張り替えやキッチンやバスなどの設備は大差ないです。
ただ、将来家族構成が変わって間取りを変えるようなリフォームをする場合は、木造の方がリフォームしやすいといえます。
耐用年数
RC | 木造 |
◎ | ○ |
税法上(減価償却資産が利用に耐えられる年数)では、RCが耐用年数47年、木造は22年です。ただ、これはあくまで税法上のものです。実際は正しくメンテナンスすることでもっと長く使えます。
なぜ鉄筋コンクリートを選んだか
実際、住宅見学会に足を運んで決めました。
ハウスメーカーを比較する時、木造を扱うハウスメーカーも検討対象に含めました。結果、私たちは、鉄筋コンクリートを選択しました。理由は、RCは自由度が高く希望の間取りを実現しやすいからです。また、懸念していた建築費用も、土地を所有していることと夫婦の年収から無理なく住宅ローン返済できると判断しました。
RCに感じた最大の魅力は、間取りの自由度が高く、大空間を作りやすいというポイントです。コンクリート造は耐久性が高いため間仕切りなどが少なく、リビングやダイニングを大きな空間にすることなどが比較的自由にできます。窓からの風景を家に取り込み、開放的な空間がある暮らしを楽しみたい!というポイントが決め手でした。

まとめ
沖縄の住宅は、木造が増えてきてはいますが、鉄筋コンクリート(RC)が主流です。
鉄筋コンクリートと木造を比較すると、どちらも一長一短があるためどちらが良いのかの答えは人ぞれぞれです。完璧な工法はありません。ハウスメーカーの営業は、売ることが仕事のため良い話ばかりしてくる人が多いです(もちろんそうでない人もいますが)。一番重要なのは、家を建てる前に、メリットもデメリットも理解した上で納得して決めるということです。
検討する際には、住宅見学会などに足を運んで実際に見て・感じて比較してください。実際に足を運ぶと、資料やデータとは全く違う感じ方をすることが多々あります。友人などが新居に住んだりしていたら見せてもらうことも良いと思います!
後悔の無い家づくりを目指してがんばりましょう!!
最後まで読んでくれてありがとうございました!!
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#5.沖縄での家づくり 鉄筋コンクリート(RC)と木造の比較!!
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#7.【持家は金銭的には損!】沖縄の注文住宅の相場と持家の考え方
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