仕事をしていると悩みの大半を占めるのが人間関係です。
私はシステムエンジニアとして働いていますが「技術的に実現できない。」という類の悩みより、
「上司に意見を受けれ入れてもらえない。」
「顧客にムリな要求をされる。」
など人間関係が悩みの多くを占めます。
人間関係を良くするためにはどうすればいいのか。
この大きな課題はデール・カーネギー著『人を動かす』という本で学ぶことで解決できます。
アメリカで1937年に出版されたこの本ですが、現在でもビジネスパーソンの必読書として確固たる地位を築いていて自己啓発本の原点とも言われています。
世界で1500万部の超ベストセラー、日本でも500万部以上のメジャーな本です。
- 周囲の人とのコミュニケーションがうまくいかない人
- 人に好かれたい人
- 人に思ったように動いてもらいたい人
- 現役プロジェクトマネージャー
- 国内最大手Sier勤務(13年目)
- 3児のママ
「人を動かす」をお得に読む方法
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「人を動かす」について

人間関係にまつわる30の原則を物語調で学ぶことができる自己啓発本です。人に好かれて人の心を動かすための行動と自己変革を促す内容がまとめられています。
著者の「デール・カーネギー」とは?
デール・カーネギーはアメリカの作家・講演家で、人間関係やコミュニケーションの分野で活躍した人物です。
人間関係やコミュニケーションに関する本を多数執筆していて、今回紹介している「人を動かす」以外にも「道は開ける(1948年)」などが有名です。
「人を動かす」の目次
- デール・カーネギーについて
- 序文
- 1章 人との接し方に関する基本的なテクニック
相手の自尊心を傷つけない、間違いを認めさせようとしない、人間は感情的な生き物だ、ほか - 2章 人に好かれる方法
誰もが自分に最も関心がある、他人に純粋な関心を寄せる、すべての人に誠実に対応する、ほか - 3章 自分の考えを相手に受け入れてもらう方法
相手の体面を保つ、議論に勝つことはできない、議論を避ける、ほか - 4章 反感を抱かせずに相手を変える方法
不愉快なことを伝える前に称賛する、一瞬で相手の心をつかむ方法、相手に注意するときは、ほか - 5章 敵を味方に変える方法
賛辞を巧みに伝えて敵を味方に変える、相手の自尊心を満たして心を開かせる - 6章 円満な家庭生活を送る方法
お互いを褒める、結婚生活で成功する秘訣、妻の料理を賞賛する、ほか - 訳者あとがき
なぜ「人を動かす」ことが大切なのか?

私はシステムエンジニアとして働いています。ITに限ったことではありませんがほとんどの仕事は一人では成り立ちません。
私の仕事でも、自社内や会社をまたがってたくさんの関係者とコミュニケーションを取らないといけません。
システムエンジニアの中でもプロジェクトマネージャーという役割で働く私は、上司やチームメンバーの立場を踏まえつつ、顧客を怒らせてしまってはいけないし営業などの関係部門やパートナー会社にも配慮しなければいけません。
正直いうと人間関係は大変です。バランスが崩れてしまうとプロジェクトは炎上して苦労する可能性もあります。
一方で関係者にうまく動いてもらうことができるなら、プロジェクトは円滑に進むことになります。
また、「人を動かす」スキルはマネージャーやリーダーだけでなくチームメンバーも含めて学んでおいた方がいいです。
例え新人でも同じです。自分の仕事のチェックをしてもらう必要がありますし、事務手続きを聞きたい時には誰かに教えてもらわないといけません。つまり、人に動いてもらう必要があるんですよね。
人と接点があるなら全員が「人を動かす」ノウハウを学ぶことが大切です。
「人を動かす」必読ポイント(要約・あらすじ)

本の雰囲気をお伝えしたく、必読ポイントを4つに絞り要約して紹介します。
相手を非難しない
相手を批判しても何も生まれません。誰でも自尊心を傷つけられることは辛いです。
そのため、相手の協力を得たいなら相手の自尊心を傷つけるようなことは言ってはいけません。完全に相手が悪いと思っていてもです。
相手を論破して言うことを聞かせようとするのではなくて、相手の自尊心を満たして協力したくなるように働きかけるほうがずっとうまくいくし、お互いに気分よく過ごすことができます。
褒めて伸ばす
いくら正論を突きつけても相手はいうことを聞きません。
自分に権限があって、権限を駆使して無理やり指示をとおせば動いてくれるかもしれませんが、それは相手にとって不本意だから一時的な効果しかありません。それどころか反感を抱くおそれもあります。
人に動いてもらうためには、相手が褒めて欲しいことを理解して自尊心を満たすことが重要です。そうしないと人は喜んで動いてくれません。人間というものはそういうものなのです。
相手の願望をかなえるように働きかける
相手に動いてもらいたい。と思えば思うほど自分の考えを相手に押しつけてしまいます。ですが他人が自分と同じことに興味を持つことはほとんどないです。
役割や立場や感性が違うからです。
人に何かをしてほしいと思ったら相手の利益を考えましょう。そして、自分の願望と相手の願望を結びつけるようにしましょう。
私はこうして欲しい。あなたにもこういうメリットがある。ということに納得してもらえれば動いてもらえます。
議論をしない
意見が異なる相手を説得するときは、議論して相手を言い負かそうとしてはいけません。
議論して勝ったとしても相手は心から納得することは無いので動いてくれるようにはなりません。議論しないようにするためには、相手の行動や言動を受け入れることが必要です。
批判や否定をせずにまずは受け入れることで、相手がこちらの話しを聞く準備が整います。このタイミングを守ると相手が納得して行動できるように意見を伝えることができるようになります。
この本から得られる学びや気づき

相手を理解することが重要
相手を尊重するためには相手のことを理解する必要があります。相手の自己評価と私の褒めポイントがズレていれば逆効果になりかねません。
相手が「今回プレゼン資料すごくがんばった」と思っているのに、私が「顧客への対応素晴らしかった。あと、今日の髪型いい感じだね」なんて言っていたら相手は不快に思うことでしょう。
相手をできるだけ深く理解することが人に動いてもらう前提条件です。
人間は感情の生き物。嫌なことは徹底してやらない
私が新人のころ一緒のプロジェクトに配属された先輩は、目を合わさずパソコンをカタカタしながら私の話を聞いていました。
この光景、残念がらオフィスではよく見かけます。
誰でも自分の話しを聞いてもらいたいです。だからこそ話しかけています。話しかけられた時に手を止めて話しを聞く。それだけで相手からの印象は大きく変わります。
人は感情が大切です。自分がされて嫌なことは徹底してやらないように心がけましょう。
自分が正しいと思い込まない
たくさんの関係者と働いていると、顧客や上司、チームメンバーなどに対して「それは無いでしょ」と思うこともあります。
ですが役割や立場、考え方は人それぞれ。環境や経緯もすべて違います。
多様な人が集まってプロジェクトチームを編成して価値あることを成し遂げようとしているのに、全員が同じ価値観であるわけがありません。
むしろ相手も自分のことを「それは無いでしょ」と思ったことがある。というのが自然でしょう。
人それぞれ価値観が違うことを念頭において振る舞うことが大切です。
「人を動かす」の口コミ・評価(twitterより)
ツイッターで口コミを確認してみましたので紹介します。
評価が高い口コミ
自己啓発本の原点と言われるだけあって良い口コミがかなり多いです。オーディオブックで聴いているという人もよく見かけました。
だから、何度も言ってるけど。
「コミュニケーション力高めたい」「良い人間関係を築きたい」「ファシリテーション力つけたい」とかもうそういう事を繰り返し言ってないで、D・カーネギーの「人を動かす」を読んで半年間に忠実に実行してくれ。それだけで人生変わるから。
実践してくれ、マジで。
— かず@中小経営支援屋 (@kazubw) December 3, 2019
2023年にビシビシ実感してる言葉、「短気は損気」。カーネギーの『人を動かす』読んでからほんと気長くなったわと毎日思う。すごいぞカーネギー!
— ズコ|Dr.のかかりつけ社労士 (@zuccoxbaxxxx) March 24, 2023
カーネギーの「人を動かす」、最近Audibleで移動中に聞いてます。
初めて読みますが内容はシンプル。ひたすら相手の話を聞く。相手の自己重要感を満たす。あとはこの繰り返し。しかしながらいろいろなエピソードとともに話が続くので、話の聞き方が上手くなって身についてきます。— 櫻井@メディア、SaaS、コンテンツ|BtoBセールス&サービス開発のフリーランス (@sakuyasu55) March 27, 2023
カーネギー「人を動かす」を読んで(音読だから聴いてだけど)もっと人を褒める機会を増やして、心を込めて笑顔で褒められるようになろうと思うなどした。やっぱり伝説の本を読むと絶対に為になるなあ〜こんな素晴らしい考え方は早ければ早いほど人生に得だろうから当分は名著を中心に読書しよう
— shimaps (@co_k3_) March 20, 2023
イマイチな口コミ
「人を動かす」のは手段であり目的でないと警鐘をならす人がいました。正しい道徳があってこそのノウハウ活用が大切ですね。
カーネギーさんには申し訳ないけど「人を動かす」ってちょっと語弊があるよなぁ、と思う。何かを成し遂げようと思ったら人に動いて貰う必要があるんだけど、人を動かす事が目的じゃ無いと言うのは忘れない様にしないとダメ。動かす快感溺れると誰かを不幸にしてしまう
— Tsunehisa Nakajima (@carlostsune) March 11, 2022
カーネギーの人を動かすを再読
今まで一度読んだ本は読みっ放しだったの、あんましよくないんかも— タエルミソジ (@nairehtnitsohg) March 25, 2023
「人を動かす」の感想と評価

読みやすさ:
新しさ :
専門性 :
実用性 :
総合 :
[説明]
読みやすさ:論理構造がわかりやすく、用語や図解など読み手が分かりやすく書かれているか
新しさ:新しい発見(アイデア、視点)はあるか
専門性:特定の分野(業界、業種、業務)に特化しているか
実用性:日常業務や生活において読み手が実際に行動できるか
良かった点
実例が豊富でわかりやすく、また実践しやすいことが多く有益に感じました。書かれていることは今日からでも実践できるようなものばかりです。
気になった点
「人を動かす」ためのノウハウという点で本物だと思いますが、ノウハウを使う人が相手への理解が浅く表面的な言動が続くと信頼を失う可能性があると感じました。
テクニックばかりを優先して「薄っぺらい人」と思われないように、相手理解が大前提であることに注意が必要です。
「人を動かす」超訳版・完全版・文庫版・マンガ版の違い
「人を動かす」は複数バージョンがあるので整理します。
版 | 発売日 | ページ数 | 出版社 | 翻訳者 | Audible | Kindle Umlimited |
超訳版 | 2018年 | 190ページ | Discover 21 | 弓場隆 | ○ | ○ |
新装版 | 1999年 | 346ページ | 創元社 | 山口博 | ー | ー |
文庫版 | 2016年 | 320ページ | 創元社 | 山口博 | ー | ー |
完全版 | 2016年 | 352ページ | 新潮社 | 東条健一 | ー | ー |
マンガ版 | 2015年 | 216ページ | 創元社 | 歩川友紀 | ー | ー |
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今回の記事では「超訳版」を紹介しています。簡潔に訳されているので忙しい人でも読みやすく、また、AmazonのAudibleやKindle Unlimitedの無料体験・読み放題対象なのでお得に読むことができます。
よくある質問(FAQ)
Q1.本以外で「人を動かす」を扱ったおすすめコンテンツはありますか。
A1.中田敦彦さんのYoutube大学で紹介されていました。あっちゃんが面白く分かりやすく解説してくれています。
まとめ:本書から得られるメッセージ
この記事では、人間関係の悩みを解決するための『人を動かす』という本を紹介しました。
『人を動かす』は、自己啓発本の原点とも言われる名著で、ビジネスパーソンにとって必読の本です。
この本には人と良好な関係を築くための原則や技術が具体的な事例とともに紹介されています。
ふだんシステムエンジニアとして働く私もこの本を読んで多くの気づきや学びがありました。
特に、以下の点が印象に残っています。
- 人に批判や非難をしない。代わりに誉めることで相手の自尊心を高める。
- 人に自分の意見を押し付けない。代わりに相手の立場や感情に配慮する。
- 人にムリな要求をしない。代わりに相手の利益や動機づけを考える。
この本で学べることは上司や顧客とのコミュニケーションだけでなく、同僚や家族との関係にも応用できます。
人間関係の悩みは誰にでもあるものですが『人を動かす』を読んで実践することで、より円滑で幸せな人生を送ることができると思います。
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