「新しいスキルを身につけて一歩成長したい。」
「転職活動を進めて年収アップしたい。」
毎日追われるように忙しい日々を送っているとよくある悩みですが、コツさえ抑えれば自分時間を作ることができるようになります。
この記事では、夫婦共にシステムエンジニア・3人の育児をこなしてきた私たちが試行錯誤でたどり着いた「忙しくても時間を作る方法」をご紹介します。
節約してお金を浮かせて、時短家電・サービスを活用する。
夫婦ともに大手SierでSE(システムエンジニア)として共働き+3人の育児で激しく多忙な生活を送っていましたが、現在は
という状態を作れています。
忙しく仕事、家事・育児をしているだけでは自分時間が確保できず、現在のようにやりたいことをやる時間は取れなかったはずです。
仕事、家事・育児に追われて時間の作り方に悩んでいる方はぜひ読んでみてくださいね。
この記事の筆者

- 現役のプロジェクトマネージャー
- 国内大手Sier勤務(2022年売上ベース国内最上位)。13年目
- プロマネ歴は1年の初心者
- 3児のママ
- 30代半ば
【結論】節約してお金を浮かせ、時短家電・サービス活用による「家事時短」を推進する
今回ご紹介する時間術は、私たち夫婦の人生を良い方向へ進めるきっかけになったといっても過言ではありません。そのため、読んでくれる方に内容をより詳しくお伝えしたい。との思いから情報量が多く1万3千字を超える記事になってしまいました。
1つずつ詳細を読むのが手間だと感じる人もいらっしゃると思いますので、最初に結論をお伝えします。
✔️この記事の結論
- 節約を実践して15.3万円/月ほど無駄な支出を抑えることができた
- 節約して浮いたお金の一部を使って、時短家電・サービスを活用し自分時間を作ることができる
- 節約によってお金が貯まり生活コストも下がる。時短によって自分時間を作れる。結果、資格取得・転職活動・独立に向けた副業などの活動ができている。
もしご興味をもたれた方は最後まで読んでみてくださいね。
節約は「かける労力は小さく、効果は大きい」方法ですすめる

節約は生活の質を落とさず(ガマンせずに)できるだけ効果が大きい方法を選ぶことが大切です。
例えば
- 特売品を狙ってスーパーをはしごする
- シャワーを使わずお湯をためて髪や体を洗う
という節約方法は一般的に知られていたりしますが、ガマンしている割に効果は数十円〜数百円ほどしか期待できないため、今回の記事ではおすすめしません。
(この節約法がダメというわけでなく、今回の趣旨にそぐわないため)
夫婦で実践した中で、「生活の質を落とさず(ガマンせずに)できるだけ効果が大きい方法」に当てはまる方法をご紹介します。
実践した節約方法7選|15.3万円/月の節約効果
節約の効果(※夫婦合計)をざっくり説明すると、
- 保険の見直し:3万円/月
- 飲み代の節約:8万円/月
- タバコを辞めた:1.5万円/月
- セルフコーヒー:1.1万円
- 通信費の見直し:0.8万円/月
- セルフカット(メンズは自分で髪を切る):0.4万円/月
- ウォーターサーバーの見直し:0.5万円/月
結果として、節約前と比較して合計で15.3万円/月の節約に成功しました。
保険の見直し
「みんな保険に入ってる。自分も入らないと。」
「よく分からないけど、保険営業マンが必要って言ってるし大丈夫だろう。」
毎月の保険料、何にいくら支払っているか把握していますか。
また、その金額に応じた保障内容を理解して納得した上で支払っていますか。
ほとんどの人が、使う確率が低い保険に大金を支払っています。保険はとても高価な買い物です。過剰に支払えばお金が無くなり人生の選択肢を増やすことが難しくなります。

飲み代の節約
毎日時間に追われる日々を送っていると会社の付き合いについて悩むことがあります。
でも、飲み代の節約効果を改めて確認すると「自分にとって本当に必要な飲み会」だけに参加するようになり、飲み代を節約できます。

タバコを辞めた
「タバコ代にいくら使っているんだろう」
「体に悪いのは分かってるけど、喫煙者でも長生きしてる人はいるし…」
不安でも何かしらの理由をつけて禁煙を断念してしまう。でも大丈夫です。世界累計1300万部という大ベストセラー「禁煙セラピー」は、ヘビースモーカーでも自らの意思でタバコを辞めることができます。

セルフコーヒー
「毎日のコンビニコーヒー。節約したいんだけど…。」分かっていても続けてしまう人は多いです。私は自分でコーヒーを作り持ち運びして4年が経ちますが、節約しつつ美味しいコーヒーを飲む快適なコーヒーライフを実現できています。

通信費の見直し
少し調べて手続きするだけで、現在の生活の質を落とさずに「月に数千円、場合によっては1万円以上(家族にスマホ使っている人が複数人いる場合)」節約することができます。

セルフカット(メンズは自分で髪を切る)
セルフカットは一生モノの節約スキル。我が家では4,500円/月ほど節約できています。年間にすると5万4,000円ほど。侮れない金額です。

ウォーターサーバーの見直し
飲料水は「美味しく、安く、手間をかけずに、省スペースで」調達したいものです。浄水器(クリンスイ)なら節約効果はもちろんのこと、コスト以外の要件も満たすことができます。

その他、効果が大きい節約方法4選
他にも、かける労力は小さいけど効果が大きい節約方法があります。常々節約して生活するのは辛いので、一度やると効果が継続する固定費の節約がおすすめです。
ふるさと納税
ふるさと納税は、特に会社員だとメリットが多い節約方法です。
税金が控除(還付)されるために毎月の手取り金額をアップでき、各地の返礼品を受け取ることができます。
返礼品は、特産品や日用品、家電、旅行、ファッションまで多種多様なものがあります。
節約が目的の場合、贅沢品よりも食材や日用品を”定期的に”受け取れるとうれしいです(一度で大量にもらうと消費や保管に困るため、定期便が使いやすい)。
ふるさと納税サイト
ふるさと納税サイトはいくつかありますが、ふるさと本舗はメジャーサイトの一つで、定期便に力を入れています。
【おすすめな人】
- 定期便を利用したい人(ふるさと本舗は食品の定期便に力を入れている)
- 初めてふるさと納税する人(説明やサイトがシンプルで使いやすい)
- できるだけお得に利用したい人(Amazonギフト券やAmazon Pay、PayPayなど定期的にキャンペーンが行われている)
公式サイト(ふるさと本舗)に
- ふるさと納税とは
- 寄付の流れ
- よくある質問
- 寄付可能額(給与や扶養有無などですぐに目安がわかる)
などが非常にわかりやすくまとめられていますので一読の価値ありです。
電力会社、ガス会社の見直し
電力会社やガス会社の見直しも大きな節約効果が期待できます。電力会社やガス会社の見直しができない場合も、現在契約しているプランの変更で節約できないか確認しましょう。
電力比較
現在は電力小売自由化で全ての家庭が電力会社を自由に選べるようになりました。「エネチェンジ」は、国内最大級の電力比較サイトです。
≫電力比較サイト エネチェンジ
住んでいる地域と電力利用状況を電気料金プランまで比較検討できますし、提携電力会社の切り替えまでWEBサイトでできます。
ガス比較
プロパンガスであれば、ガス会社変更で安くなる可能性があります。ガス会社を変えるだけなので生活スタイルを変える必要なく節約できます。
ガス屋の窓口さんは、なんと13万世帯(業界最大級)のガス会社変更実績がある、WEB上でプロパンガス料金の診断・一括見積もりが出来るサイトです。
≫ガス代は年間5万円節約できる?!【ガス屋の窓口】
特に強みだと思うポイントが2つあります。
- ガス料金が簡単に、無料で安くなる可能性があること
- ガス会社変更後も、料金保証サービスがあり安心
高すぎるプロパンガス料金にお困りの方はたくさんいると思います。一括見積もりサービスはガス会社の比較ができるので確認だけでもやっておくことをおすすめします。
住居費の見直し
住居費も節約ポイントです。賃貸の場合、持ち家の場合それぞれで月々の支払いを抑える方法があります。
賃貸の場合:引っ越し
現在の住居より家賃が安いところに引っ越す選択肢があります。立地、築年数、面積など可能な範囲で条件を見直して節約可能か検討しましょう。
住居費の節約もいいのですが、個人的には「時間の節約」も観点として重要だと思います。例えば、家賃は同じでも職場の近くに引っ越すことで通勤時間が短縮できます。短縮した時間を別のやりたいことに充てることができますので、時間の節約も検討してみてくださいね。
引っ越しも各業者に対して一括見積もりできるサービスがあるので活用すると便利です。
≫引越し屋 公式サイトはこちら
持ち家の場合:住宅ローンの借り換え
住宅ローンの借り換えで月々の支出を抑えられる可能性があります。現在は住宅ローンもWEBで一括見積もり比較ができますので確認だけでもやってみることをおすすめします。
モゲチェックは、テレビや新聞などで話題の住宅ローンの比較サービスで、登録者数は10万人を超えています。入力時間5分、無料で住宅ローンの比較確認ができます(ネットバンク・メガバンク・地方銀行などの主要金融機関を一括比較)。
≫モゲチェック公式サイトはこちら
以下のいずれかに当てはまる場合は返済額が安くなる可能性があります。
- 現在金利が0.8%以上
- ローン残債が1,000万円以上
- 今から5〜10年より以前に住宅ローンを借りた
公式サイトより返済額がダウンした事例が掲載されていました。
①Jさん(ローン残高2,300万円):500万円削減
②Dさん(ローン残高6,200万円):1,200万円削減
これは効果が大きいほうの事例かもしれませんが、やってみるとまとまった金額を削減できる可能性があるのは確かです。
【ご参考】
モゲチェックは、住宅ローンの借り換えだけでなく、新規借入でも比較するサービスがあります。これから住宅ローンを検討されている方は確認してみてくださいね。
≫モゲチェック公式 新規借入の比較はこちら
サブスクサービスの見直し
複数のサブスクを利用していると長期的にみると大きなコストですので、不要なサブスクを解約したりプラン変更することで簡単に節約出来ます。
例えば、以下のように見直しできるサブスクサービスが無いかご確認してみてくださいね。
- 動画配信サービス2つのうち1つは解約し1,000円/月の節約
- ジムのプランを変更し2,000円/月の節約
節約がおすすめな理由はダントツで『やれば必ず効果が出る』こと
給与は、会社の業績が影響したり、上司の評価に左右されたりと自分ではコントロールできません。また、副業して収入を増やす場合もほとんどはノウハウを身につけて稼げるまで時間がかかります。
一方で節約は「やれば必ず効果が出る」ということが強くおすすめしている理由です。
節約で浮いたお金から時短家電を揃えて、時短サービスを活用して自分時間を作っていきましたが、現在の時短家電やサービスは本当にすごいです(体感できるほど時間の余裕ができます)。次の章から、時短方法についてご紹介します。
余談ですが、節約による別の効果として「生活にかかるコストそのものを抑えられる」ということがあります。そのため、稼ぐ必要がある金額が少なくなり生活に必要なお金のハードルが下がります。
現在の我が家の支出では、夫婦どちらか一人の収入でも家族5人が生活できるくらいになっていて、転職や副業から独立する選択肢が取りやすくなっています。
繰り返しになりますが、忙しい日々を送っていても先送りにせず節約することをおすすめします。
家事時短|自分時間を作る具体的な方法
仕事、育児、家事この全てを毎日完璧にこなせる人なんていないと思います。

「仕事が時間内に終わらない」
「子どもたちの世話で片づかない」
そのかたわら家事はどんどんたまっていきます。
ふだんの生活の中で、家事のやり方をあらためて見直したり効率化の方法を学んだりする機会は少ないかもしれません。
ましてや忙しい日々をおくっているとライフスタイルが変わっても家事のやり方はずっと同じまま。ということもよくあります。
夫婦共働き(両方とも多忙な大手IT)で8年の育児をしながらたどり着いた方法です。
これまでに読んだ家事の参考書籍を数えてみると19冊。実践的な内容ですのでぜひご参考にしてみてください。
家事時短とは『しないこと』を決めること
まず、家事時短のポイントをまとめると下記のとおりです。
- 家事は”ひとくくり”で考えるのではなく、”工程ごとに分けて”考える
- 工程ごとに分けることで、時短方法「効率化・自動化・外注化」を定めることができる
※『しないこと』を決める - 時短方法には家電やサービスを利用する。経費は節約して浮いたお金を充てると気兼ねなく進められる
家事の『しないこと』の決めかた
時短を考えるには大きく2つあって「家事を工程ごとに分ける」「各工程の時短方法を定める」を整理します。
全ての作業を混同せず、問題をクリアにして「コスパがいい」「苦手なところ」から対策を立てると効果的です。
【STEP1】家事を工程ごとに分ける
まず、家事には工程があります。家事を「衣・食・住」の分類ごとに工程を分けます。
衣(洗濯)
- 洗う
- 干す
- 取り込む
- 畳む
- 収納する
食(料理)
- 食材の買い出し
- 献立を考える
- 調理する
- 配膳・盛り付ける
- 食器を片付ける
- 食器を洗う
住(掃除)
- モノを片づける
- 汚れを落とす
【STEP2】各工程の時短方法を定める
「衣・食・住」の分類で分けた工程ごとに、時短方法を考えます。
時短方法は「効率化・自動化・外注化」を考えます。
- 効率化:今までのやり方を変えたり、便利グッズで負担を軽減。
- 自動化:単純作業を家電に任せる ※ほとんどの時短家電はコスパが良い
- 外注化:サービスを利用(ネットサービスや定期宅配、家事代行)
家庭がよみがえる|衣・食・住『しないこと』リスト
細かくはたくさんあっていくらでもお伝えできるのですが、枝葉の部分を改善しても劇的に変えることはできません。
ここでは特に効果が大きなおすすめ施策を厳選して紹介します。
衣:洗濯の『しないこと』2選

洗濯は干さない、取り込まない(自動化)
洗濯には「洗う」「干す」「取り込む」「畳む」「収納する」の工程がありますが、問題が大きいのは「洗う」「干す」「取り込む」についてです。
「洗濯モノがたまってしまう。」「前の洗濯モノがまだ乾いてなくて干す場所がない」などの洗濯問題は洗濯乾燥機を使うことで大幅に解消されます。
洗濯乾燥機を使うことで、洗濯は干すこと・取り込むことをやめました。洗剤も自動投入です。
洗濯乾燥機を導入するだけで体感できるほど家事負担が軽減されます。夜に洗濯機をスタートしてほったらかし。朝になるとフワフワになっているのでとても快適です。
洗濯モノは畳まない(効率化)
洗濯の「洗う」「干す」「取り込む」「畳む」「収納する」の工程のうち、「畳む」「収納する」に悩むこともあります。
日々忙しいと畳む時間が取れずに洗濯モノの山が出現します。この洗濯モノの山は、家族ぶんの必要な衣類をさがす時間が増えていちじるしく効率を下げます。
そこで、思い切って「畳むことをやめます」。パパ用・ママ用・息子用・娘用と人別にカゴを用意して洗濯モノを分類していれるだけにします。
これだけで洗濯モノの山はできません。人別に分けているので衣類が行方不明になることもなく効率的です。
▶︎洗濯の記事はこちら◀︎
≫時短術 洗濯をラクにする方法

食:料理の『しないこと』6選

料理の工程は「食材の買い出し」「献立を考える」「調理する」「配膳・盛り付ける」「食器を片付ける」「食器を洗う」に分けられます。
こまめに買い出ししない(効率化)
スーパーへの買い出しはかなりの時間と労力を使ってしまいます。できるだけ頻度を減らすことで家事負担を軽くしましょう。宅配サービスをうまく使って、スーパーへの買い出しは最大でも週に1回以内を目指したいところです。食材はコープの宅配やネットスーパーを利用し、日用品はアマゾン定期便が使いやすいのでおすすめです。
▶︎コープ宅配の記事はこちら◀︎
≫コープの宅配、どん人に向いてる?
献立を考えない(効率化)
献立で悩む時間もムダです。家庭料理のレパートリーを必要最低限に絞ることで時短できます。
特に平日は一週間のうち同じメニューで被らなければいいや。くらいでOKです。
メニューを固定化しすぎても味気ないので、週末は好きな食材を買って手間をかけたちょっとしたご褒美料理を楽しむことで飽きないように工夫しています。
レシピを見ながら作らない(効率化)
レシピ本を見ながら料理するのを辞めてしまいましょう。レシピを確認しながらの料理だと大きな時間ロスになってしまいます。
レシピは作る前にだけ見てある程度で覚えるようにしましょう。多少は食材が不足していても、調味料が大まかでもたいていは美味しく作れます。
最初はみそ汁や卵焼きなど簡単なものからチャレンジすると良いです。
レシピを見ないことこそ最強の時短ですし、料理の腕も上達します。
毎食作らない(効率化)

週末におかずを作り置きすることで、忙しい平日を乗り切ることができます。ですが、週末の作り置きはかなりの重労働です。一時期、週末に平日分のおかず全てを作り置きしていましたが貴重な週末の3時間ほどかかってしまっていました。週末に疲れやストレスを溜めてはいけません。
対策として、週末の作り置きは最低限(1〜2時間、疲れないていど)にとどめて、ふだん料理するときはいつも「少し多めに」作りましょう。余った分を冷蔵や冷凍で保管することによって、お弁当のおかずやもう一品欲しいときに活用します。
このちょっとした工夫で、たくさん作り置きしなくても成り立つようになります。
調理中ずっと張りつかない(自動化)
「ホットクック」などの火を使わない調理器は積極的に活用しましょう。食材を切って調味料を入れてメニュー選択してスタートすることで、調理の工程から離れて別のことができます。火を使う場合は離れることができないので、自動調理器を使うことで並行で家事を進めることができます。

また、自動調理器は自分で作るなら手のかかる料理も美味しく作ることもできます。
ホットクックは煮込み系に強くて、”大根と鶏の煮込み”や”牛すじカレー”、”ポトフ”などは我が家の定番メニュー化しています。
帰宅時間がまちまちな共働き家庭では、食事の時間もまちまちになってしまいがち。揚げ物や焼き物は温め直すと味が落ちるけど、煮物は味が落ちにくいので使いやすいです。
しかも煮物をたくさん作ると、冷蔵や冷凍で保存もできます。
我が家だと平日は煮物が多めで、週末はちょっと手間をかけた揚げ物や焼き物が多めです。
洗い物に労力を使わない(自動化)

食器洗いは単純作業なので食洗機に任せましょう。食器を入れる前に油汚れなどを落とす予洗いは必要ですが、時短できます。手洗いするよりもずっと少ない水量で洗えて経済的ですし、高温で洗うので衛生的です。
▶︎料理の記事はこちら◀︎
≫時短術 料理をラクにする方法

住:掃除の『しないこと』3選

掃除の工程は「モノを片づける」「汚れを落とす」に分けられます。
使わないモノを持たない(効率化)
当たり前ですが、モノがたくさんあると片付けに時間がかかります。モノを買うということはメンテナンスなどの維持や保管まで引き受けることです。モノの量が減るとそれに応じて家事の時間も減ります。片付けに時間がかかりません。掃除にも時間がかかりません。
徹底して使わないモノを捨ててください。特に床にモノが無いだけで掃除が格段に時短できます。
確実に効果が出るし見た目にもわかりやすいので絶対にやってほしいポイントです。
一人で片付けしない(効率化)
掃除が苦手。という人は「片づける」と「汚れを落とす」という工程を混同しがちです。片付けが終わっていないと、汚れを落とす(掃除機・雑巾がけ)ができません。
どちらも単純作業なのですが、特に「片づける」に関してはモノを元の場所に戻すだけなので家族、特に子どもたちの協力を得てこなしましょう。
掃除機がけに労力を使わない(自動化)
「ロボットがきちんと掃除できるのか」という懐疑的な時代は過ぎています。現在はお掃除ロボットを信用してOKです。
現在は色々な種類のロボット掃除機があってどれも決して安価とはいえませんが、毎日の掃除というストレスを手放せます。
ひとことでいうと「毎日家がきれいなのに、疲れない」という感じです。ほとんどのケースでコスパが見合うと思うので検討してみてくださいね。
▶︎掃除の記事はこちら◀︎
≫時短術 掃除をラクにする方法

家事代行サービスを利用する|時間は最高のプレゼント(外注化)
洗濯・料理・掃除は家事代行サービスを利用するのも良いです。
一昔前は家事代行サービス=贅沢(お金持ちが利用する)というイメージがありましたが現在は一般家庭にかなり浸透しています。共働き世帯といってもどんな仕事をしているか、子どもは何人いるか、親兄弟で頼れる人がいるか、など生活状況により家事負担はさまざまです。
毎日とはいかなくても週に数回、もしくはスポットで月に数回など利用すると家事負担から解放されます。
▶︎おすすめ家事代行サービスはこちら◀︎
≫お試しできる家事代行サービス8社を比較
おすすめ”しない”時短術
試行錯誤したなかで、効果的でなかった時短術もあります。
失敗1:家事の分担を決める
分担を決めてしまうと、「名もなき家事」と言われる具体的な名称はないけど生活するうえで必要な細々とした作業は誰がやるか。でイライラしてしまいます。
名もなき家事とは、例えば
- 脱ぎっぱなしの服を回収する
- 飲みかけのグラスを片づける
- 靴を並べる
…など、無数にあります。
特に平日は時間に追われ夫婦ともに切羽つまっているので、口に出さないにしても内心「そっちがやってよ」と押しつけあいなることがよくありました…。
しかも仕事の波によりどうしても家事ができなかったり、体調を崩したりすると、担当していなかった家事のやり方が分からず困ることが多かったです。
現在の私たち夫婦は、どちらも同じレベルで家事ができるのであらかじめ分担を決めずに状況によって柔軟にこなしています。揉めることもないしうまくやれていると思います。
この状態にもってくるまで計画化したり段取りを決めて進めた訳ではなく、子どもが生まれた当初は家事スキルが低かった夫の方から出来ることをどんどんやってくれた延長でこの状態に辿り着きました。
失敗2:ついで掃除
生活の中で「何かのついでに、何かをしながら」掃除をするのがついで掃除です。
たとえば
- 歯磨きしながら洗面台のふき掃除
- お湯を抜いたついでに浴槽の掃除
- 蛇口まわりの水滴を都度ふきとる
これらのついで掃除はこれは私には合いませんでした。いろいろ気になって本気掃除になってしまうのです。
結局、日常生活が進まなくなってしまうので割り切ってまとめて掃除するスタイルに戻りました。
ご自身に合うかは最終的にはやってみないと分からないので考えるよりまずはやってみるというスタンスがおすすめです。
夜家事のススメ|時短で生まれた時間を有効活用しよう
これまで紹介してきた時短術を取り入れると、時間に余裕ができてきたことを体感できます。
そうなってからの時間の使い方が大切です。
家事・育児・仕事以外に新たな活動をするのは朝がおすすめです。朝は比較的に割り込みなどの変動的な要素が少なくて、集中して作業することができます。
そこで、朝活するための”夜家事”を紹介させていただきます。
夜は長いようで短いです。使い方を考えないと、せっかくの思いで確保した時間をムダにしかねません。
「疲れたー」とソファに座ってスマホで動画やマンガを見たら最後。何一つ家事をしないままきちんと疲れを取ることができず翌日になってしまうことだってあります。
そうならないためには”夜家事であらかじめ何をするか”決めておかなければなりません。
例えば
- 衣:翌日着るものの準備
- 食:料理の仕込み。米を炊くだけでもやる
- 住:ちょっとした片付け
はじめは少しずつ。1つだけでも大丈夫です。生活スタイルによって合う、合わないがあるので夜家事の効果に納得するなら徐々に「夜にやる家事」と「朝活時間」を増やしていけば良いです。
共働きの家事は生きていく上での重要スキル
夫は2022年に会社を辞めて独立しました。独立できたのは共働きを続けてこれたからです。
特に子育て世帯は、夫婦ともに家事ができないとどちらかが家事の大きな負担を請け負うことになり働き方を見直す必要性が出てきます。
我が家は夫婦同じレベルで家事・育児ができるので、夫婦ともに忙しいけど収入は高めの大手IT企業(システムエンジニア)を続けることができました。
現在では、独立するための目標としていた生活費5年分(※)を貯えることができたため、夫はフリーランスとして働くことができています。
※独立するのに生活防衛費5年分は多い方だと思います(一般的には1~2年分ほどが相場という感覚)。会社を辞めても収入が途絶える訳ではないので。私たちの場合は子どもが三人いるので念の為多めに目標設定しました。
ご参考|同じ年収を稼いでも、共働きの方が手残り金額が多い
例えば同じ世帯年収1,000万円でも、片働きで1,000万円稼ぐより、共働きで1,000万円稼ぐ方が手取りが50万円ほど多くなります。累進課税のため収入が少ないほど所得税・住民税などの税率が低くなるためです。
家族構成 | 片働き | 共働き |
世帯年収 | 1,000万円 | 1,000万円(500万円ずつ) |
手取り年収 | 約730万円 | 約780万円 |
※片働き、共働きともに扶養家族が1人の場合
また、片働きだと児童手当の減額対象となったり、高校無償化の支援対象外となってしまうことも大きなポイントです(児童手当で6万円/年、高校無償化で約12万円/年、合計だと年間18万円ほどの差異となります)。
また、共働きだと万が一夫婦のどちらかが健康を損なって働けなくなっても、収入減のリスクを分散できます。
デメリットは、時間が無くなることです。このデメリットを補うために、夫婦ともに協力して補完しえある家事時短スキルが必要になります。
まとめ|かしこく時短して『自分時間』を作ろう!
毎日仕事をがんばっている方や、家事・育児をがんばっている方。いつも本当にお疲れさまです。今の生活を支えることは、すごく大変でもちろん立派なことです。
一方で、「もっと成長したい」「収入をアップしたい」など現状を変えたいという目標を持っている方は今の生活スタイルを継続していると現状のままです。
今回ご紹介した、
節約して無駄なお金を浮かせ、時短家電・サービス活用による「家事時短」を徹底的に推進する。
という方法で確実に自分時間を確保できるようになります。ぜひ取り組んでみてください。
忙しい日々に追われていると、無駄な支出を抑えることに手が回らず一生懸命働いて得たお金を失い続けてしまいますので、節約だけでも取り組んでみることを強くおすすめします。
人は選択肢が限られると苦しくなりますが、節約により生活コストが下がってお金が貯まり、さらに家事時短によって時間が作れると選択肢が増えて自分がやりたいことにチャレンジできます。
読んでくださった方の選択肢を増やす助けになれるとうれしいです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。


