節約

【通信費の節約】格安SIMに乗り換えて2年間で19万円以上節約した方法

「格安SIM?安くなるらしいけど手続きが面倒そう」
「田舎じゃ繋がらないんじゃないの」
「今使っている通信キャリアの契約期間内だから損するのでは」
「種類が多すぎてどれを選べばいいの」

格安SIMの話題になるとよくある悩みですが、少し調べて手続きするだけで、現在の生活の質を落とさずに「月に数千円、場合によっては1万円以上(家族にスマホ使っている人が複数人いる場合)」節約することができます。

具体的にやることは「格安SIMの会社について調べて乗り換えの手続きをする」だけです。一度手続きすると節約効果はずっと続くので、労力に対する効果のコスパが良いです。

この記事の筆者

  • 現役のプロジェクトマネージャー
  • 国内大手Sier勤務(2022年売上ベース国内最上位)。13年目
  • プロマネ歴は1年の初心者
  • 3児のママ
  • 30代半ば

私は2020年11月に格安SIMに乗り換えて、この記事を執筆している時点で2年ほど経過していますが全く困ること無く節約効果を得ています。

格安SIMの食わず嫌いは本当にもったいないですよ。まだの方は乗り換えをぜひご検討ください。

【結論】つながれば通信会社はどこでも良い。安いことが一番重要

私が通信会社に求めることは下記のとおりです。

  •  つながること
  •  通信費が安いこと
  •  サポートを受けられること(ネットでの情報公開、問合せ窓口)
  •  手続きが面倒くさくないこと

現在の格安SIM提供会社は、この条件を満たしていると感じています。

逆に、格安SIMに向いてない人は下記の条件になります。

  • 電話番号で通話をよくする
  • データ通信の安定性が絶対に譲れない
  • 手続きを店員さんにやってもらいたい
  • キャリアメールを必ず使う(※1)

※1:「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」などのメール。例えば、保育園での連絡網にキャリアメールじゃないとNGを制限があったりする等が稀にあるようです。そうでなければGmail等で代替可。

つながれば通信会社はどこでも良くて、安いことが一番重要と思っています。

それでは格安SIMでの節約についてご紹介します。

格安SIMとは

格安SIMとはどのようなものか

格安SIMとは、通信事業者が提供する料金が安いSIMカードのことを指します。

従来の携帯電話会社とは異なり、通信事業者が独自の回線を持たず既存の大手キャリアの回線を借りてサービスを提供するMVNOと呼ばれる事業者が多いです。

格安SIMのメリットとデメリット

格安SIMのメリットは、大手キャリアに比べて料金が安いことです。また、プランの自由度が高く、通信量や通話時間など、自分に合ったプランを選ぶことができます。さらに、解約金や契約期間がない場合が多いため、自由に利用することができます。

一方で、デメリットとしては、大手キャリアと比べて通信が安定しないことがあるため、ストリーミングなどの高速通信が必要な場合には不向きかもしれません。また、直接顔を合わせてのサポートができない場合があるため、トラブルが発生した際に対処が難しいこともあります。

格安SIMが大手キャリアより安い理由|運営コストを削減

格安SIMは大手キャリアと比較すると、運営コストを削減して料金を安くしています。

大手キャリア格安SIM
固定費(店舗維持費・光熱費など)店舗やテナント有り店舗なし(ネット)
人件費店舗ごと集約して効率化(ネット)

<左右にスクロールできます>

更に、格安SIMには大手キャリアの過剰なオプションサービスは無く、必要最低限のサービスに絞ることによりコストを削減しています。

店員さんのサポートを受けられないことを不安視する人もいますが、自宅にいながらネット経由で問い合わせできる方が実店舗への移動や待ち時間が無く快適だと感じますよ

節約効果【0.8万円/月】※夫婦合算

以前の大手キャリア使用時と比較してかなり節約できました。節約効果をまとめます。

月々の節約効果

夫婦合計で▲8,240円/月削減できました。

私: ドコモ(6,000円/月)→BIGLOBE(2,080円/月)
夫: ドコモ(7,000円/月)→BIGLOBE(2,680円/月)

ドコモ解約時には、2年縛りで約1万円の違約金がありましたが節約効果ですぐに取り返せます。また、格安SIM会社でも乗り換えのキャンペーンを用意していたりするので違約金のダメージを軽減してくれます。違約金は気にせずに手続きを進めましょう。

謎の2年縛りの違約金…

節約金額、累計だとすごい金額に…

記事を書いている時点で、格安SIMに乗り換えてちょうど2年ほど経過しました。
2年間の節約効果は合計で【19万7,760円】です。

これが5年、10年・・・と経過すると大きな違いになっていきます。

また、節約効果は「手取り金額」です。給料には社会保険や税金などがざっくり25%ほどかかりますので、手取り金額以上の「額面金額」を稼がなければいけません。

私のケースでシミュレーションすると

大手キャリア格安SIM節約効果
手取り金額額面金額
(75%で割返し)
1ヶ月13,000円4,760円8,240円10,987円
1年156,000円57,120円98,880円131,840円
2年312,000円114,240円197,760円263,680円
5年780,000円285,600円494,400円659,200円
10年1,560,000円571,200円988,800円1,318,400円

<左右にスクロールできます>

私の場合、子どもが小さくスマホを使っているのは夫婦のみですが、ご家庭によってはお子さんやご両親なども含まれて更に大きな節約効果が期待できます。

このように、一度手続きすると継続的に効果が得られるので、節約効果としては時間が経つほど大きくなります。

格安SIMどれくらい使われているか|シェア(13.0%)

総務省の統計より、2022年時点で格安SIMは13.0%のシェアでした。

引用:総務省_検討の方向性(案)について(通信市場の動向に関する事項)_令和4年6月7日

同資料「今のところ乗り換えるつもりがないと考えている理由」では

  •  1位:現在利用している料金プラン内容に特に不便を感じていないから(20.4%)
  •  2位:手続きを行うことが面倒だから(19.2%)

との結果でした。

「現在利用している料金プラン内容に特に不便を感じていない」というのは、節約効果(月に数千円〜1万円以上)を理解した上での回答か非常に疑問です。

「手続きを行うことが面倒だから」については、数時間の情報収集と事務手続きで、継続的に節約メリットを受けられるので時間単価のコスパ(かけた時間に対してのメリット)はものすごく高くなります。「面倒」と放置するのは大変もったいないと考えるべきです。

生活の質を落とさずに大きく節約できるのに多くの人が面倒だと避けているようです。もったいない…

格安SIMがちゃんと繋がるか不安な場合の対策4選

つい先日、母も格安SIMに乗り換えたのですが乗り換え前に一番気にしていたのは「ちゃんと繋がるの?」というポイントでした。

確かに、電話なので「ちゃんと繋がる」ことは重要です。
繋がるか不安な人向けに対策をご案内します。

  • 対策1:対応エリアを確認する
  • 対策2:周囲の人に聞いてみる
  • 対策3:家族で一人ずつ乗り換える
  • 対策4:事前に「おためし」する

対策1:対応エリアを確認する

前提として、格安SIMは自前の通信設備を持っていません。大手キャリアの通信網をそのまま借用しています。

つまり、「繋がるかどうか」は、その格安SIM会社が借りているキャリアの対応エリア内か。ということになります。

例えば、ドコモの回線を借用している格安SIM会社なら、ドコモがつながるエリアなら繋がります。auやソフトバンクも同じですね。

乗り換えたい格安SIMが繋がるかどうかは

  • ①どのキャリアの回線を使っているか確認
  • ②使っているキャリアの対象エリアか確認(ドコモ/au/ソフトバンク

という流れになります。

対策2:周囲の人に聞いてみる

近くに住んでいる友人や、ライフスタイルが似ている同僚など、周囲に格安SIMを使っている人がいれば聞いてみると良いでしょう。

対象エリアか、どこの格安SIM会社がいいのか、通信状況に問題無いか、など不明点を聞いてみると判断材料になります。身近な人の口コミは安心ですね。

対策3:家族で一人ずつ乗り換える

私たち夫婦は、私が最初に乗り換えして1ヶ月ほど様子を見ました。

私は仕事でSlack、プライベートではLINEというかたちでアプリ通話を使っていて、最悪電話できなくても代替手段がありました。そのため、私から乗り換えを実施し問題無いことを確認した上で妻の乗り換えを進めました。

対策4:事前に「おためし」する

SIMカードやスマホを一定期間貸し出してくれたり、少額で使用感を確認させてくれるメニューがあります。各社で用意されているメニューが異なるので乗り換えたい格安SIM会社に確認してみてください。

参考までに、1週間無料でおためしできるイオンモバイルのページをご案内します。
イオンモバイル

参考:おすすめの格安SIMと最適な選び方

以下のサイトに、格安SIMの最適な選び方が分かりやすくまとめられていました。
おすすめの格安SIMの選び方(リベラルアーツ大学)

この記事では下記の内容が分かりやすくまとめられていたので、これから格安SIMを検討する方のご参考になると思います。

  • そもそも格安SIMとは?
  • 格安SIMのメリットとデメリット
  • 格安SIMを選ぶ際に知っておくべきポイント
  • 自分に合った最適な格安SIMの選び方
  • 格安SIMへ乗り換えるための3つのステップ
  • 【ケース別】おすすめの格安SIM
  • 格安SIMに関するよくある7つの質問

格安SIMを利用する上での注意点

利用前に確認しておくべきポイント

格安SIMを利用する前には、以下のポイントを確認しておくことが重要です。

  • 自分の通信量や通話時間を把握し、それに合ったプランを選ぶこと。
  • 通信速度やエリアの確認を行い、自分がよく利用する場所で問題がないか確認すること。
  • 契約内容や解約条件、料金プランの詳細をしっかりと把握すること。

利用中に注意すべきポイント

格安SIMを利用する際には、以下のポイントに注意することが重要です。

  • 通信量の節約に努め、通信量が超過しないようにすること。
  • 格安SIMが提供するサポート体制について確認しておき、トラブルが発生した場合に備えること。

格安SIMのトラブル時の対処法

格安SIMでトラブルが発生した場合には、以下の対処法があります。

  • SIMカードの挿し直しや端末の再起動を行うこと。
  • SIMフリーの端末を使用している場合は、他のSIMカードを挿してみて問題が解消するか確認すること。
  • 公式サイトやカスタマーサポートに問い合わせること。
  • 公式サイトのFAQなどで情報収集を行い、同様のトラブルに遭遇した人たちの対処法を参考にすること。

まとめ:格安SIMに乗り換えて節約しよう

通信費は一度見直すと効果がずっと続き、行動も制限されず生活の質を落とさない優れた節約ポイントです。

手間とメリットのコスパがものすごく高いです。

日々忙しいとは思いますが、先送りにせず一日も早く見直しされることをおすすめします。

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