仕事観

【夫の目線】なぜ共働きなのに妻へ家事・育児の負担が偏ってしまうのか

今振り返ってみると私自身”妻がワンオペ育児”になってしまった時期がありました。”申し訳ないな”と思うけど、当時はじめての子どもが産まれて父親になりたての私は「悪気なく」妻にワンオペ育児をさせてしまっていました。

妻に育児を押し付けたいわけではなく、責任がある仕事を任せてもらえるようになってきたタイミングだったということもあり仕事優先の生活を送っていて、育児については本当に知識が無くどうすればいいか分かりませんでした言い訳ですが、私が務める会社は稼ぎが良いほうなので先輩の家庭だと奥さんが専業主婦で旦那さんが働いている”1馬力”のパターンが多く、また、共働きでも積極的に家事・育児に参加している人が周りに本当にいませんでした。そのため、家事・育児にあまり参加せず仕事優先とする方がスタンダードだと思っていました。

けれど”知らなかったから仕方ないよね”というわけではありません。はじめて父親になるなら情報収集したり知識をつけておくことは必要な準備ですし、何より会社員としての自分の代わりはいるけど、夫として父親としての自分の代わりはいないです。
今、妻がワンオペ育児になってしまっている方は、今後「なんで妻にワンオペ育児なんてさせてしまったんだろう」と後悔しないようにしてほしいです。

私は

・妻に産後うつの症状が出ているのに仕事を優先していた失敗経験
・夫婦で激務共働き、3人の育児を抱えながら協力して家事、育児を7年ほど続けている実績
・男性育児休職(7ヶ月)をとって、家事・育児にコミットした経験

があります。現在は私と妻で家事・育児は半分ずつくらいで分担しながら生活しています。
ワンオペ育児を続けていくことの危険性、ワンオペ育児を回避する方法を知っておきましょう。

この記事を読むと

・ワンオペ育児を続けることによる暗い未来を回避することができる
・妻からの信頼を得て夫婦関係が良くなる

というようなワンオペ育児脱却のきっかけを掴むことができます

家事・育児の前に仕事が忙しすぎてどうしようもない。という方は社畜脱出の記事もオススメです。ぜひご一読をおねがいします。

【永久保存版】社畜脱出ロードマップ|会社を辞めたい人がやるべき10の方法起きている間はほぼ仕事。それ以外の時間は家事・育児で常に疲弊している。 「気晴らしに飲もう」「いつも耐えているから自分へのご褒美に...

ワンオペ育児とは

一人で育児を担っていることを”ワンオペ育児”といいます。昔と比べて共働き世帯が増えてきた今でも”女性が仕事をしながら家事・育児をこなしていること”を指しているケースでよく使われる言葉です。

”ワンオペ”は”ワンオペレーション”の略語で、主に飲食店などで担当が一人しかいない過酷な状況を表しています。

共働き世帯の割合は6割超

厚生労働省の統計調査(令和2年)によると、共働き世帯の割合は66.2%です。

1989年には、共働き世帯の割合は42.3%だったことから、現在は割合がほぼ逆転しています。

共働きなのに女性に家事・育児が偏っている

夫婦の家事・育児参加時間は女性の方が圧倒的に時間が長いです。なお、コロナ前の5年前と比べて夫の家事・育児参加時間は少し増えていて(家事:13分増、育児:16分増)、男女の差はほんの少しだけ縮小していますが依然として女性に偏っています。

家事関連時間(1週間)
1時間54分
7時間28分
差異5時間34分

引用:総務省統計局ー令和3年社会生活基本調査の結果
生活時間及び生活行動に関する結果(令和4年8月31日)ー結果の要約
表2 6歳未満の子供を持つ夫・妻の家事関連時間の推移(2001 年~2021 年) -週全体、夫婦と子供の世帯

共働き家庭は増えていて、最近は「男性も家事・育児するべき」という風潮になってきていると感じますが、実態はまだまだ家事・育児は女性中心となって負荷が偏っているようです。

なぜワンオペ育児になってしまうのか

私は仕事ばかりの生活で妻にワンオペ育児をさせてしまった経験があり後悔しています。

仕事最優先の自分…仕事以外が分からない

はじめて子どもが産まれたとき、産まれる直前まで忙しく働いていた私は”子どもが産まれて父親になること”について圧倒的に準備不足でした。どんなことが起きるのか、どんな準備が必要なのか全くと言っていいほどわかっていなかったです。

私を取り巻く環境としても、会社の先輩たちは仕事優先の人が多くて”育児には関われていない”、”出産のときは、立ち会いに間に合わなかった”とかを飲み会の場で武勇伝として語るような始末だったし、プライベートの友人も仕事と家事・育児を幅広くやっているような夫は私の周りにはいなかったです。長いこと社畜生活を送っていると仕事以外のこと(自分が本当に優先すべきもの)が分からなくなってくるように思います。

なので、当時は自分の子どもが産まれても、家事・育児に参加せずに仕事を優先することに違和感を持つことができませんでした。

妻が産後うつになりかけた

はじめての子どもが産まれて親になったけど、知識も経験もなくてワンオペ育児している奥さんの気持ちが分かりませんでした。

妻
たまには早く帰ってきてくれないかな
じょう(夫)
じょう(夫)
だってしょうがないだろう。仕事忙しいし、上司との付き合いもあるし

という調子でした。

放置すると生きていけないような小さい子どもを、一人で手探りで育てている妻のプレッシャーは計り知れません。妻は産後から体調を崩しはじめて、私とあまり会話しなくなったり急に泣き出すことがありました。お医者さんに相談すると産後うつの兆候がではじめているということでした。

それからは、義母・義姉が頻繁に家に来て家事・育児をフォローしてくれたり、私は自分の過ちに気づいて仕事を調整して時間を家庭に使うようにシフトしていきました。

結果、大事には至りませんでしたが、あの頃の状況を続けていたら妻が体調を崩していたのは火を見るより明らかです。

はじめての子どもの時は手探り育児を覚えていきます。第二子、第三子となると家事・育児のパワーが足りなくなります。共働き世帯 or 専業主婦世帯に関わらず男性も家事・育児への参加は必要だと思っています。

ワンオペ育児はまん延している

私は今30代半ばで子育て世代に当てはまりますが、同僚や友人を見渡してみると共働きでも奥さんがワンオペ育児になっている状況をよく目にします。

家に帰れない(帰らない)

仕事量を調整できていなくて残業が多く家に帰れていないパターンが多いように感じます(以前の私)。他にも、仕事が終わっても帰らないパターンがあります。実際に顧客先の方々なんですが、仕事が終わっても4-5人集まってスマホゲームをしています。

中には妻子持ちもいて、聞いてみると「帰ると家事を手伝わないといけないから早く帰らない」とのことでした。考え方や価値観はそれぞれなので私からは意見しませんでしたが非常に残念に思いました。

子どもの送迎やイベントは奥さんが担当

共働きにも関わらず、保育園や幼稚園、習い事への送迎があたり前に奥さんになっているケースがあります。また、イベント(父母会やPTAなど)も奥さんが担当になっているケースもあります。

看護や家庭保育は奥さんが担当

特に保育園に通っているときは体調を崩すことが多いですが、自宅での看護や病院に連れていくのは奥さんが固定で担当となっているとのことでした。また、昨今のコロナで子どもがよく濃厚接触者になって家庭保育することが多いのですがこれも奥さんが担当で、旦那さんはいつも通り仕事をしているとのことです。

一人だけのがんばりではどうにもならない

両親に頼れるという人もいれば、実家が遠かったり人間関係がうまくいってなくて両親には頼れない。という人もいます。両親をあまり頼れず、旦那さんが家事や育児に参加しないということであれば完全にワンオペ育児になってしまっています。一人だけががんばってどうにかなるような状況ではありません。

私個人としては、共働きであれば家事や育児も分担するのは当然だと思いますし、共働きでなく専業主婦家庭でも夫は家事や育児に参加すべきだと思います。家事や育児は終わりがないし失敗したら減点されるけど、毎日を普通にすごしてもほめられることはないので孤立してしまいます。

一日の中でも朝や夕食どき以降など、家事・育児の忙しい時間帯は一人だとパワー不足になりがちです。やったことがないなら、一日でも家事や育児を引き受けてみることをオススメします。感じたり考えることがあると思います。

今はワンオペ育児の様子をYoutubeにVLOG(動画版ブログみたいなもの)をあげている人がたくさんいるので覗いてみるのもいいかもしれませんね。

ワンオペ育児を続けていてもいいの?

以前は私も妻に頼りきりでワンオペ育児させてしまっていたことがあるので恐縮ですが、”ワンオペ育児の状況を続けていくこと”についての意見をお話しさせてください。

家庭が崩壊してしまう可能性

奥さんにブラック企業で奴隷のような生活をおくらせているようなものなので、体をこわしてしまったり精神的に不安定になってしまったりする恐れがあります(実際に、妻の知人にはワンオペ育児でパニック障害や自律神経失調症と診断された人もいるそうです)。

最悪は、離婚という選択肢もでてくることもあるだろうし、子どもと一緒に暮らせなくなることだって考えられます。ワンオペ育児とはそういうものです。

将来、家事・育児できないおじいさんになってしまう!?

もう一つは、あなたが「家事、育児ができないおじいさん」になってしまう可能性があります。将来、奥さんがいないと生活できない、孫にどう接していいか分からないということになりかねません。

歳を取ってから自立して生活できないのは大問題です。ここからは完全に私個人の偏った意見かもしれませんが「これまで外で稼いできた」とエラそうにしているけど自立していないのはなんだかなぁ。と思ってしまいます。

自立していない。とは、例えば

  • 家計管理ができない(収入と支出を把握していない)
  • 家事できない(掃除・洗濯が適当、料理ができない…)
  • 事務手続きできない(税金関連や役所関連、金融機関など)

と”本来自分でやるべきことができない”ケースです。あげるとキリがありません。

”ワンオペ育児させてしまっている”
逆の立場なら、人生がちっとも楽しくないものになる可能性だってあります。それぞれの家庭での考え方や分担はあると思いますが、家族が辛い思いをしないようなやり方を模索していきましょう。

ワンオペ育児からの脱出方法

ワンオペ育児は、これまでお話しした通り”奥さんの人生の時間を奪っている”ようなものです。共働きなら、家事・育児の分担は必須です。

私自身、過去には妻にワンオペ育児させてしまっていることがありましたが、現在は家事・育児は半分ずつくらいまで改善できています。

今思うことは、家事・育児に参加することは大変なことばかりではありません。夫婦で一緒に悩んだり考えたりして共通の話題が増えるし戦友のような信頼関係が築けます。

社畜さん
社畜さん
ワンオペ育児を改善したい!でも家事・育児に参加って何からはじめればいいんだろう

という方へ、ポイントをお伝えします。

家事、育児タスクを見える化

家事・育児なんて普段やっていないので、妻と比較するとスキルに差があります。新入社員と中堅社員くらい差があります。なので、急に全部やろうとせずに(足手まといになるので)、労力が小さく(自分でもできるもの、得意なものから)、効果が大きい(妻の満足度が高いもの)からやってみましょう。

具体的には「家事・育児で何が一番イヤ?」と聞けばOKです。

参考までに、我が家の家事・育児タスクリストを記載します。

[朝やること]
・カーテンを開ける
・食器の片付け
・コーヒーを淹れる
・水筒の用意(家族分)
・朝食の用意(家族分)
・朝食の片付け
・テーブルをふく
・食器洗い(食洗機セット)
・洗濯物を回収(前日夜に洗濯、乾燥)
・洗濯機に洗濯物を入れてまわす
・洗濯物を外ぼし、乾燥機に分けてスタート
・子どもたちの衣服準備
・子どもたちの身支度
・部屋の片付け
・部屋の掃除(お掃除ロボット)
・炊飯の予約
・ゴミを出す(ゴミの日)
・子どもたちの学校、保育園の送迎

[夜やること]
・子どもたちの学校、保育園の送迎
・夕飯の準備
・夕飯の配膳、子どもたちに食べさせる
・夕飯の片付け
・テーブルをふく
・食器洗い(食洗機セット)
・キッチンの片付け
・洗濯物を取り込む
・洗濯物を収納する(畳まない)
・洗濯機に洗濯物を入れてまわす(乾燥まで)
・宿題フォロー
・連絡帳の確認
・郵便物の確認
・翌日のおかず仕込み(肉のつけ置きやスープストック、おかず冷蔵など)

私が家事・育児に参加したての時、妻は朝食や夕飯の「片付け」が負担とのことだったので、片付けや洗い物は私がやるようにしました。このように、どうせ全般的にできないならまずは集中的にやれることをやるのが良いです。
妻が一番イヤなことをやっているので、満足度を高く感じてくれることが期待出来ます。

出来るようになってきたら、洗濯物、料理、掃除・・・というふうにやれることを増やしていくと、最終的にケースバイケースでお互い連携できるので家庭のパフォーマンスが上がります。

Youtubeや書籍で学ぶとゲームでいう攻略本みたいな感覚で知識がつくのでオススメです(料理とか、ミニマリストとか)。

ワンオペ育児は良いことなし

家事、育児ができるようになって感じるのは”すごくハード”ということです。助けてほしくても助けを求める余力も時間もない場合がほとんどです。
なので、受け身で”お願いしないとやってくれない”スタンスだと精神的に参ります。ぜひご自身から奥さんに積極的に声をかけて家事や育児に参加していただきたいです。

歳をとった時に、子育ての時期が夫婦にとって良い思い出になっていると良いですね。

家事・育児に参加したいけど仕事が忙しすぎてどうしようもない。という方は社畜脱出の記事もオススメです。ぜひご一読をおねがいします。

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最後まで読んでくれてありがとうございました。

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